新緑が目にまぶしい5月になりました。5月の和風月名といえば、「皐月(さつき)」も馴染み深いですね。
でもなぜ「皐月」と呼ぶのでしょうか?
名前の由来は諸説あります。一つは、田植をする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていた
ものを略したという説。二つ目は、稲を植えることを古語で「さ」と呼び田植えの月ということで「さ」月
となったというもの。
漢字「皐」には「神に捧げる稲」の意味があるため、皐月が当てられたとも言われています。皐月5月は、
さわやかな新緑のころ、田の神様を奉じて田植えをする季節を意味します。また、かつて物忌み月と言って
禁欲の期間としたこともあったようです。
今回は、そのさわやかな新緑のころを旬とした食材(新ごぼう、アスパラ、木の芽、梅、新ショウガ、もず
く、いちご、夏みかん)を使用した「皐月御膳」として準備しました。