門松(松飾)・しめ縄飾り・鏡餅は代表的なお正月には欠かせないものですよね。
この「お正月飾り」にも意味があります。
門松(松飾)
年神様が家々に降臨するときの目印になるのが門松。
門松といえば斜めに切った竹のイメージですが、もともとは「松飾り」といい、松の枝だけで作ったものもありました。
松は、冬にも緑を失わない生命力の象徴。竹も、成長が早くすくすくと伸びることから、長寿、繁栄を表すものとされています。
しめ縄飾り
しめ飾りは神社のしめ縄と同じように「神域と現世をへだてる結界」という意味があります。
しめ飾りを飾ることで、年神様が安心して降臨できる神域を作り、お迎えするのです。
鏡餅
鏡餅は、年神様へのお供えものでもあり、神様が宿る依り代でもあります。
一粒一粒に霊力が宿ったお米を、さらに撞き固めて作るお餅は、強い霊力が宿る神聖な食べ物と考えられてきたのです。
お正月期間が過ぎて年神様をお見送りしたあとに、鏡餅を下げてみんなで食べ、神様の力を分けていただくのが「鏡開き」です。
本年も皆様にとって希望溢れる一年となりますように心からお祈り申し上げます。