秋といえば運動会。空が高く澄み渡った青空の下、スポーツをするのに最適な季節だと思いますが、近頃は春に開催する地域も多くなっています。
1874年(明治7年)3月21日に海軍兵学寮で開催された「競闘遊戯会」というイベントが日本で最初に行われた運動会とされています。
当時、武術などはあったようですが、運動の概念はほとんどなく身体を動かす機会は少なかったようです。
海軍兵学校に続き札幌農学校、東京帝国大学と明治20年から30年にかけ広く運動会は広まりました。
その当時、小学校の場合は学校単位での遠足運動会という形で行われていました。隊列を組んで出かけ、旗取りや綱引きなどの遊戯競争や兵式体操など、遊びやお祭りというよりは心身の鍛錬や集団訓練を目指すほうに重きが置かれていたようです。
大正時代に入り小学校の運動場の整備が進むと運動会の競技も校庭運動となり、娯楽性の強いものに変化していきました。そして体操に変わり遊戯やスポーツが増えて現在の運動会のような形式になっていったようです。
当施設の運動会では、「風船バレー」や「ボールわたし」などを行いました。競技となると皆さんの顔も引き締まり楽しい時間を過ごされたようでした。昼食のお弁当は『とても美味しかった』と嬉しいお言葉を頂くこともできました。