高齢者のおやつの注意点やポイント
1)おやつの時間に注意
おやつの時間は、昼食・夕食に影響しない程度の時間配分で、14時〜15時くらいにする。
高齢者の場合は、おやつで満腹になってしまうと夕食の食欲に影響し、栄養不足の原因になりやすい。
また、おやつの時間は、昼食後や夕食までの過ごし方も考えて、ゆったりと楽しむことが大切。
2)介護食の方の嚥下の状態に注意
介護食を利用されている方は、おやつの種類に注意が必要。
介護食の方は、咀嚼能力や嚥下能力の衰えから、個々の状況に応じた介護食を食べている。
おやつも嚥下の状態に応じ、ゼリーやプリンでも硬さを調整したりするなど、工夫が必要。
嚥下に関する苦痛がなく、おやつを楽しめる工夫をすることで、嚥下状態の改善につながることもある。
3)量やカロリーに配慮する
おやつのカロリー摂取量の目安は、1日の必要エネルギーの約10%にあたる100〜150カロリーくらい。
栄養不足を補いつつも、夕食に影響しないカロリー(エネルギー量)であることが重要。
しかし、高血圧・糖尿病・肥満などの疾患のある方は、疾患の状態に合わせて塩分・糖分などに注意が必要。