“バレンタイン”という言葉には、そもそもどんな意味があるのでしょうか。
諸説ありますが、バレンタインという言葉は、ローマ帝政時代にキリスト教の司祭として実在していた聖人ヴァレンティヌスの名に由来していると言われています。
当時ローマを治めていた皇帝クラウディウス2世は、愛する人を故郷に残すことで兵士の士気が下がってしまうと考え、若い兵士の婚姻を禁止していました。
そんな若者たちを憐れみ極秘で結婚式をおこなっていたのが、司祭であったヴァレンティヌス。
何度か皇帝から警告を受けるも信念を曲げず、ついに死刑を命じられることに。
2月15日の豊穣祭ルカペリア祭りの前日に、生贄として処刑されました。
もともと古代ローマにおいて2月15日のルカペリア祭りや、その前日に当たる2月14日女神ユノー(結婚生活の守護神)の祝日は、男女の出会いの日として親しまれていました。
それが、恋人たちの愛のために犠牲となったヴァレンティヌスの逸話をきっかけに、キリスト教徒にも「恋人たちの日」として認知されるように。世界に広まっていったと言われています。
大好きな男性にチョコを贈るバレンタインデーには、悲しい裏の話があったんですね…