節分といえば、豆まき。その際には『鬼は外、福は内』と言いますよね。
しかし、地域によっては違うようです。
「鬼は内、福は外」 (京都府 大原神社など)
「鬼は内、福は内」 (群馬県藤岡市鬼石など)
「福は内」 (浅草寺、成田山新勝寺など)
その他にも、鬼が祀られているお寺や神社、苗字に「鬼」という字がつく家庭でも、鬼が外に出て行っては困るということで、「鬼は外」とは言わずに「福は内」だけ言うそうです。
新潟県や山形県・岩手県などには、おじいさんとおばあさんが「鬼は内」と鬼を家に招き入れる昔話があります。鬼たちは、人間の家に初めて招かれ大喜び。一晩中食べる飲むの大騒ぎをして、帰る時にお礼としておじいさんとおばあさんに福をもたらしてくれたそうです。鬼への考え方もその地域で様々ですね。