冬至は一年で最も昼の時間が短くなる日のこと。
冬至は太陽の運行にもとづいて決められるため、世界共通に訪れます。「太陽の出る昼の時間がこれから延びていく」という、季節の折り返し地点であり、天文学が古くから発達していたメソポタミア文明の暦でも、歴史の長い古代中国の暦においても、冬至およびその前後が新年の始まりとされていた時期もあるほどです。
地域ごとに形は違っていても、全く異なる宗教や文化を持つ世界のあらゆる国で、独自の習慣があるようです。
日本の冬至は、かぼちゃ・小豆粥・コンニャクなどを食べ、柚子湯に入って無病息災を願う風習があります。また、柚子湯は血行が良くなり身体が温まるため、風邪を防ぎ、皮膚を強くする効果があるそうです。
海外でも冬至にまつわるお祭りがあり、北欧では「ユール」と呼ばれる冬至祭が行われます。これはユールログと呼ばれる巨大な薪を燃やし、悪霊を払いながらみんなで食事を楽しむイベント。
ちなみに木の幹を模したケーキ「ブッシュドノエル」は、ユールログの名残の一つだそうです。
北欧以外でも冬至後には太陽の力が強まる伝説があり、ヨーロッパ各地でお祭りが。
これらの風習を取り入れたのがキリスト教であり、キリストの生誕と結びついて、
12月25日の「クリスマス」となったと言われています。
当施設では昼食に南瓜の煮〆、おやつに豆乳ゼリー柚子ソースを用意しました。
皆さんの無病息災を願って…