高齢者にとってのおやつの役割は2つ
- 食事の補助として栄養を補う
高齢者は低栄養状態になるリスクが高いことが分かっています。
加齢による食欲減退、嚥下・咀嚼などの口腔機能低下などにより、食事の量が低下してしまうからです。
おやつを食べることで、不足する栄養素を補い、さらに低栄養状態を防げ、また食べやすいおやつであれば少々、食欲のない時でも食べられます。
- 不足しがちな水分を補給する
高齢者の水分不足には、いろいろな原因があります。
- 加齢による、体の水分保持機能の低下
- 腎臓機能の低下による頻尿
- のどの渇きを感じる機能の低下
- 糖尿病・高血圧などの疾患や、薬の副作用によるもの
以上のような原因に気づかず、水分が不足していることもある為、注意が必要です。
おやつを活用すると、好みの味のゼリーやプリンなど、食べやすいものでおいしく水分を補給できる利点があり、
また、おやつの時間を「お茶の時間」と考えて、おやつと一緒にお茶・コーヒー・牛乳・ジュースなどの好みの水分を積極的に摂るのも一つの方法です。
楽しみながらも、栄養・水分を補給できる機会を今後も継続していきたいです。